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Posted by naturum at

2012年03月12日

宮脇俊三の本 続

最近、宮脇作品を何冊か購入したことは2/1に書いたが
その後も更に購入が続いた
時刻表一人旅 講談社現代新書







鉄道廃線跡の旅 角川書店







シベリア鉄道9400kmの旅 角川文庫







ローカルバスの終点へ 洋泉社新書






宮脇俊三 KAWADE夢ムック文藝別冊







例によって時刻表一人旅と鉄道廃線跡の旅を併読している
何が魅力なのであろうかと考える

昔から(30年ちょっと前から)、電車列車に乗ることは好きであった
初めての一人旅行(一人旅というには若すぎたか?)は16歳の冬であった
高校に入り、念願であった登山部に入ったのは自分一人

登山部に入ったの理由の一つは
高校入学前 北杜男「ドクトルまんぼう航海記」を読んだ後
「ドクトルまんぼう青春期」や「白きたおやかな峰」などで
旧制高校(松本高校)時代の彼の思い出に触れるにつれ
北アルプスや雪山へのあこがれが徐々に強まっていった
ということができる

関東平野の東はずれから山登りに行くには丹沢でさえ3時間以上かかった
その夏の合宿は、北アルプス(宮脇に言わせれば飛騨山脈ということになる)の槍が岳と
常念岳など 山どころか初めての中央線乗車
新宿発23:55松本行き普通列車「ニーサンゴーゴー」に乗ったことがきっかけであろう
(記録では23:55ではなく0:30アルプス54号松本着6:06であった)

その年の冬、信越本線経由で直江津 北陸本線で金沢まで 
途中長野と新潟県境妙高高原あたりでは、列車の明かりの狭い範囲の雪景色にも感嘆したものだ
金沢着は明け方の記憶である明け方なら観光もできず そのまま引き返したという 乗り鉄である
その時からである 電車に乗って雪をながめたいと思うようになったのは
平地でしかも雪も降らない土地生まれには憧れといってもいい しかし遠いのである 
長野や群馬が雪を見る最短地であり程良い遠さであった 東北などは遠すぎて実際的ではなかった

もうひとつは宮脇作品の多くが高校卒業、浪人、大学入学という時期にダブることがあげられる
昭和58年12月某日の宮脇の旅の際に自分が何をしていたかと思い出すに容易である
苦悶であり疾風怒涛の青年期とかさなるのである
共通一次試験の1か月前に宮脇は東北方面にいたのかとか、同じ列車に乗る可能性があったか
あるいはすれ違っていたのかもなど、身近に感じられたということも挙げられる

もう一つあった
宮脇氏は、北杜夫の隣に家を建てていたことが分かった
ただ北には電車に乗る趣味は全くないのでその手の話には全くならない
酒飲みの宮脇が北の家で御馳走になった話などが「宮脇俊三KAWADE」には載っている
さらにはドクトルまんぼう航海記の執筆を依頼したのが宮脇であったという
ならば30年前に北杜夫絡みから宮脇作品に触れても良かったではないかといまさら思う

高校入学前に北杜夫の作品をほとんど読み、
30年もして隣人である宮脇の作品に没頭しているというのは
なんと遠回りな読書暦であろうか 変な縁とでもいえるかもしれない



  


Posted by Jinen at 16:44Comments(0)life

2012年03月06日

荒地の庭3月

数センチの積雪が二度ほどあり、そのせいか例年より乾燥していないようだ

雑草の間からクロッカスが咲き、黄色と紫の花をのぞかせている
スノードロップもいつものように 早咲きで元気である
チューリップは角を少し見せ始めた
ニホンスイセンは葉ばかりで蕾が見えず今年の開花はなさそうだ

ブロッコリー ロマネスコは葉っぱを鳥に食べられズタズタであるが生きてはいる
しかし花蕾は覗き込んでも見えない はたして食材になるほど育つのか

コマツナはいい加減に大きく育てよといつもいっているのに スプラウトのようである
来年はやはりハウスがけが必要だろう

大根は直径6,7cm長さ25cmほど ほとんど手がかからず楽だ 
ずっしりと重くみずみずしく一回で食べ切れる分量であるし
鬼おろしでおろすのがうまい
葉も味が濃く甘いのでみそ汁に入れる

キャベツはどうであろう
やっとのことで結球し始めたが、せいぜいテニスボール大
今後の生育を考えても千切りキャベツ食べ放題は無理だろう
芽キャベツのようにして全部収穫してもせいぜい10個
味が濃く甘いに違いないと勝手に決めている

ミニハクサイは思いのほか成長した
株周囲は30センチ以上になったが、葉を縛っていないので
ただの菜っ葉にしか見えない 当然なかの葉も緑色である
味は濃くて甘い(こればっかり)、実際甘いのだから表現しようがない

遅まきながら 葉を持ち上げて株全体を縛って ハクサイらしくした
今から縛って中が白いハクサイになるのであろうか疑問であるが
食べきりサイズで蒸し物にもいいし 漬物にもよさそうだ

*結球しないのは苗の生育が遅れて寒さにあたったせいだと分かった 常識か!!
苗を縛ってもしょうがないということであるが、縛ったものはそのままにしておくことにする・・

スナップエンドウは相変わらず地面にへバリつくようにして寒さに耐えている
春はもう少しである  


Posted by Jinen at 15:46Comments(0)waste land

2012年02月03日

成田空港 B滑走路 16L

古い話で恐縮
2010年冬 成田空港北側の滑走路 B滑走路は冬場のためか??
夏場だと南方向から着陸 34R していたが
その当時は北方向から着陸していた 16L
そしてその様子を直下から観察できる位置が
国道51号線下り十余三トンネルを越えてローソンのある交差点を左折して県道115号へ
東関道を下に見たあとすぐの細い道を左折すると16Lの赤い誘導灯のすぐ近くにアクセスできる
そこから取ったのがこの2枚
さらには自分と誘導灯と飛行機の腹面もとれた(画像はアップしていない)
その後何度かいったが、この経路でなく南方向34Rからで飛行機直下からの写真は撮れていない
ピーク時になると10分以内に続々と着陸していくので飽きることがない






大きな画像はこちらへ  


Posted by Jinen at 09:36Comments(0)life

2012年02月01日

宮脇俊三の本

知る人ぞ知る 知らない人は知らない
かく言う私も、今まで本は読んだことがなかった
NHKBSで関口知宏がJR最長片道切符の旅を放送していたころ(2004.5~6)
かつて国鉄最長片道切符の旅をしたのが宮脇俊三らしいことを知った
別段本を読むという気もなかったが アマゾンで古本を見つけ
彼の本三冊をまとめてかった

「最長片道切符の旅 取材ノート」新潮文庫 (tsuruta50)
「時刻表二万キロ」       角川文庫 (ネットオフ)
「最長片道切符の旅」      新潮文庫 (マロニタ書房)
いずれも中古(AMAZON)であり上記の順で手元に届いたためその順番で三冊併読し始めた










「時刻表ニ万キロ」は当時の国鉄総路線の踏破 
約20992kmあって当時国鉄キャンペーン「チャレンジニ万キロ」は有名 あこがれたものだ
小冊子は簡易路線図と路線名、営業キロ数が掲載されていた
始発駅と終着駅で個人と駅名入りの写真を送ると路線踏破と認定された
何回か申請しようとしたが結局かなわず、その代わりに踏破路線を赤鉛筆で塗っている
いまや北海道の路線の多くが廃線となり、ニ万キロ路線図はかつての繁栄を彷彿とさせるのみである
掲載路線はほとんどが盲腸線であり、乗継時刻や車両番号からの読みは深い
(第9章漆生線・糸田線・香月線・宮田線・室木線あたり)
国鉄全盛時代(営業キロ数としては)であるが、未開通路線の悲哀 興浜北線と南線
越美北線と南線 開通路線 大糸北線と南線など 開発と斜陽との対比もある

「片道最長切符の旅」はその計画段階が本編であろうと思われるが
有効期間68日間 7回34日間でまわる 
今やその足跡をたどることはできないが、興味深いものである
たんなる乗り鉄日記かと思ったが、宿泊の都合上根室に行ったり、北海道では枝線にのったり
飲み屋で酒三本やソウハチ(カレイ)をたべようなど辛口路線もなかなかうれしい
当時は北海道広尾から鹿児島枕崎まで13267km 現在は稚内から佐賀の肥前山口まで12000kmと
営業キロ数は短縮した 新幹線が新路線というわけではないが(並列して走る区間は新路線とせず新幹線の距離が短くても在来線距離で運賃計算する)、廃線の影響も多いであろう

かつて時間しかなかった学生時代 暇を持て余していた
いまや時間がなく自由になれない
あてもなく北の方とか西の方とか南の方とか
行き当たりばったりのたび 今日の泊まりも定かでない旅
ステビバ(ステーションビバーク 捨て身のビバーク)でのりこえられた体力はもうない
高速道路や新幹線といった机上の最短経路のみでの移動手段は便利ではあるが
生活との関連が全くない 
廃れた寂れた無人駅の匂いや 各駅停車の朝夕の学生の喧騒と昼間の静けさ
生活の香りのするたびにもどりたいとおもわせる三冊であった

あした行く列車は この駅どまり  
フクロウがホウとなく裸電球の無人駅
放浪のさげかばん 蛙とびのる
ふりかえれば夕暮れの空 薪が かおる  


Posted by Jinen at 15:52Comments(0)life