一釣一夕

被災地の復旧は、民間のがんばりで歩みを進めているが
国は規制緩和策が追いつかずに復興どころか、復旧の足さえ引っ張っている状態だ
地域産業を理解していない大企業が、東北の地場産業の立ち直りに役立つとは考えられない
阪神大震災では復興メモリアルで箱物が建設され、大企業が潤ったが東北でそんなことが許されてはいけない

それに加えて原発放射線問題の大きさ
福島浜通りは今後100年以上、いやもっと正常化することはないであろう
ここには放射線防御目的でまさしく箱物が必要とされるであろう

何も進まないところでなでしこジャパンの優勝
これはハングリー精神のなせる業だったとも思える
優勝をたたえるのはいいが、官邸に挨拶させるような
パフォーマンスなどやらせておいて良いものか
ほかにやることはあるはずだろう
まったくもって　これほど無能な首相はいかんともしがたいものだ

さて東電だけでなくyahooでも独自の電気予報出している
これが正しいかどうかは別、ただ、節電することはいいことだろう
電気や水が勝手に流れてくるものではないということを今回の震災で思い知らされた
なにせ水道復帰まで一ヶ月、その間、隣家の井戸水のもらい水だったから

東電のHPでんき予報をみると　使用電気量のリアルタイムの棒グラフと
昨年同日の使用電力量が青丸でプロットされている
だいたい7月19日から20だと　同日供給電力量は5500万キロワット
昨年同日使用電力量は一日のピーク時にはそれを上回り5800－5900万キロワットを示している
本日使用量はそのずっと下の4000万キロワットで節電効果が現れているかのようだ

同HPでは2008-2011までの日別時間帯別電力使用量のエクセルデータを公開している
7月19日電気予報では昨年同日の電気使用量が5000万キロワット以上で青丸でプロットされているのに対して2010年7月19日エクセルデータでは同日すべて5000万キロワット以下のデータしか出ていない
つまりこのエクセルのデータが誤っているか、あるいは、グラフが間違っているのかはっきりしないが、整合性がないのである

この件に関しては現在東電に問い合わせ中で、本日もしくは明日中に返事が来ると回答された
電気予報でさえ発表の信憑性がない会社って・・・だな
どんな言い訳をしてくるのかが楽しみである

台風6号の災禍が各地で起こっているが、乾いた荒地に庭の水分補給は少しうれしい