ナチュログ管理画面 海釣り・ソルトウォーター 海釣り・ソルトウォーター 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2008年01月22日

クジラとシェパードの行方

先日、環境保護テロ団体のシー・シェパードが日本の調査捕鯨船に無断乗船したニュース
何も考えなければへぇ~で終わってしまうし、深く考えても情報が足りずメディアからのみ判断するしかない

そもそも調査捕鯨とは誰が、何を目的とし、その経営基盤は?
メディアはほとんど説明してくれない
また環境保護団体のグリンピースやこのシー・シェパードとは何か?

まずは調査捕鯨について 詳しくはここへ  大義名分は鯨類個体数調査をして国際捕鯨委員会の商業捕鯨禁止を解除することにある
年間300頭ほどの捕鯨をすること自体を目的としており科学的根拠はない
構成団体は民間の共同船舶株式会社、農林水産庁の天下り先である財団法人日本鯨類研究所(ICR)、そして親元の農林水産省の水産庁である。
そして経営基盤は 詳しくはここへ
年間300頭前後を捕鯨しそれを販売することで20億円前後の利益を上げている
船舶を運行している共同船舶も貸船料で20億円の利益を得、水産庁は天下り先を確保し、ICRは天下り先の職員を潤す

一般水産会社ではもはや鯨はニーズが少なく商業捕鯨には興味がない
そのため市場流通量が減るために調査捕鯨でえられた鯨肉は比較的安定した価格で売買される
ショートカットするに調査捕鯨は天下り先確保のための利潤追求集団である
これらを一概に良い悪いということは控えるが 調査するための捕鯨ではないことは確実そうだ

そして環境保護団体シー・シェパード(英語のみ)とは
グリンピースを抜きにしては語れないが、そもそもグリンピースはベトナム戦争当時アメリカの
核実験への抗議からその基礎がある
現在では地球温暖化・遺伝子組換・海洋生態系・森林・原子力など幅広く運動を展開している
このグリンピースから1977年とかなり前に分かれて設立された
1986年にはアイルランドの捕鯨船を撃沈したことから環境テロリストと呼ばれるようになった
その代表であるポールワトソンはもともとカナダ生まれで子供の頃に観察していたビーバーがわなにはまったことが自然保護のきっかけだ
彼はカナダのCoast GuardやあのSieraCupで有名なアメリカの自然保護団体Siera Clubにも在籍していたが
グリンピースから離れてからは自然保護活動という大義名分の中、過激さのみが前面に押し出されてしまった
その財政基盤はいろいろ書かれているが
これらの陰にはもっと大きな組織が存在するはずだ

現段階でその活動は過激さを増しているが、現状維持のままで活動が永続性を持つかは
財政援助の点からも疑問である
ちなみにSea Shopもあり
そのstickerは ファッション的には否定するものではないなぁ


同じカテゴリー(life)の記事画像
宮脇俊三の本 続
成田空港 B滑走路 16L
宮脇俊三の本
あきはいもにだべぇ
lamp in summer
map
同じカテゴリー(life)の記事
 Justice in Ozawa's trial (2012-04-26 16:33)
 宮脇俊三の本 続 (2012-03-12 16:44)
 成田空港 B滑走路 16L (2012-02-03 09:36)
 宮脇俊三の本 (2012-02-01 15:52)
 天下泰平 (2012-01-02 11:23)
 総括 (2011-12-29 16:04)

この記事へのコメント
こんばんは

恥ずかしながらへぇ~で終わっていました。
シー・シェパードが今回の騒動を起こすまで、その存在すら知りませんでしたよ。。

私も調査捕鯨についてはどう考えても調査と言う名目で捕獲する頭数にしては多すぎるとは思っていましたが、なるほどねぇ~。
Posted by bbfalco at 2008年01月26日 23:21
知らないところで 税金に近い金が使われているのは なかなか露呈しませんが 叩けばホコリがたくさんでるようで
Posted by Jinen at 2008年01月29日 11:22
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
クジラとシェパードの行方
    コメント(2)